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with five senses
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おいしい食事とおいしいお酒。
でも、気持ちがちっとも晴れないのは全部自分のせい。

今日で一区切り。
気持ちを切り替えて、前を向いて歩こう。

♪ 槇原敬之

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不自由のない生活なのに、満たされないと感じるのはなぜでしょう。
求めすぎ? 望みすぎ?
でも、わたしは何を求めて、何を望んでいるのでしょう?

未来図を描けなくて、真っ白なキャンバスの前に立ち尽くすだけ。
今日の双子のような日々が続いていくことを
諦めにも似た気持ちで受け入れるだけ。
「いま」以上があるなんて、考えたことがないのです。
正しいと信じることをめいっぱい頑張っているから。

だから、かわいそうって同情されたくないんです。
哀れんでもらうために、こんな生き方を選んだわけではないのですから。

現在のわたしは、哀れみをかけてもらわなければならないほど惨めですか?
「認めない!」
意地を張るから、悲しいヤツになりさがってしまうのでしょうか。

そんな風に感じながらも、今日もひたすら机に向かっているから、
何も変わらないんですけどね(苦笑)

♪ 中島美嘉

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ここ数日、紅茶の摂取量が増えてます。
そして、指先にきちんと力が入らなくなっています。
姿勢保持も一苦労(苦笑)

これって、これって。

… 自覚したなら、ちゃんと空気を抜かないといけないんですけど
会社がその余裕を与えてくれないのが現実です。
とりあえず、10月9日までを一気にかけぬけることになっています。

時計をはずすことができたら、少しはラクになれるのでしょうか …

あ、でもご心配いただかなくて、大丈夫ですよvv
いつものことですから。

♪ The Gospellers

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囁くほどの声で呼んでいるのは いつも同じ名前


悔しいけれど、認めなければいけないのかな …
なんてぼんやり感じながら、勉強してました。
なぜ勉強しながら、全然他のことを考えてるんでしょうね、わたしは(苦笑)
もっと必死に勉強しなさいという声が飛んできそうです。

中高の同級生が某地方局のアナウンサーになっていることがわかりました。
彼女は昔から、有言実行女。
どんな夢でも大きすぎると思ったりしないで、
自分の手で掴んでいく彼女は眩しすぎて、
そばにいるのがつらくなることもしばしばでした。
今日も輝くために頑張っている貴女に負けないように
わたしも前を見て歩かないとね。

♪ コブクロ

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《続・No One Else Comes Close》

「おくちゃん、元気?」

金曜の夜。
部屋にまっすぐ帰ろうとする人間は少ない。
1階ロビーは今夜や週末の予定の話に花を咲かせる人たちで溢れている。
こんなときに俯いて歩いてるわたしに声をかける人物なんて一人しかいない。

「うん、だいじょーぶ。今週は忙しかったからちょっと疲れてるけど。」
少し無理して笑うとやまちゃんは、そやなーと言いながら肩をぐるりと回した。
「ほな、来週」
「お疲れさま~」
結び目に指をかけて、ネクタイを緩めているやまちゃんに手を振った。
ほんの少し、淋しいと思ってしまったのは、ここにいない彼を求めてしまったから。

「奥沢さん、元気?」
彼もよく訊いてくれた。
「はい、大丈夫です。」
「本当に?危なっかしくって放っておけない。」
そんなことを言われたのは初めてだった。
その瞬間、彼はわたしの特別になった。

家族のことを悪く言わないわたしに、
彼は「愛されてないって思ってるんだね」って言った。
他の人はみんな、「本当に家族が好きなんだね」って言うのに。
「そんなに苦しいなら、家族と離れて暮らせばいいのに。」
びっくりして溢れた涙が止まるまで、彼はそばにいてくれた。

そして、あの日のまま、わたしの時間は止まっている。
彼に出会うまでは、独りが淋しいなんて思ったことはなかった。
独りでも生きていけると信じていた。
だけど、彼に出会ってしまったから、独りで生きていく自信がなくなった。
愛されたいと願っている自分に気付いてしまったから。

ふっ、と自嘲してわたしは社屋を出た。

忙しい彼は、優しくしてくれた過去があることさえも忘れていることだろう。
これからも、わたしのことを思い出すことなんて、一度もないかもしれない。
教えてくれるのは仕事のやり方と人を愛する気持ちだけでよかったのに。
人に愛されたいと思う気持ちなんて知りたくなかった。
そうすれば、こんな惨めな気分にはならなかったのに。

だけど、彼に会わなければよかったなんて思えない。
彼に出会えたから、いまわたしはここにいる。
だから、明日を生きていける。そう思うから。

もう一度、彼にめぐりあえたら、ちゃんと伝えよう。
―わたしがこんな愛する人は、いままでもこれからも、貴方だけです―

♪ The Gospellers

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「おくちゃん、どうやった?」
新規先への訪問から帰ったわたしに一番に声をかけてくれたのは、
無邪気な笑顔がチャームポイントの山ちゃん。
表情や素行には幼さが残っているけれど、こういう時に、
彼は1歳上なんだなって感じる。
「熱心にこっちの話を聞いてくれるいい人だったよ。
 納入までにはもう少し時間がかかりそうだけど。」
クライアントからの製品についての質問に答えるための情報を得るために
PCを立ち上げながらわたしは答えた。
「ほんまか~。」
本社のデータベースにアクセスすると、質問の答えはすぐに見つかった。
"印刷"をクリックして、オフィスの隅にあるプリンタに足を向ける。
「で、どうやった?」
後ろから大きな歩みで近づいて来て、わたしの隣に並んだ山ちゃん。
「どうって?
 面会の感触はさっき話したとおりだけど」
プリンタが吐き出したペーパーの内容を確認する
わたしの手元をのぞきこむようにして山ちゃんはわたしとの距離を縮めた。
「若いって聞いたけど?」
あまりにも近くに山ちゃんの顔があって、びっくりしたわたしは思わず後じさりする。
「ほんま、おくちゃんは免疫ないな~」
仕方ないなという顔を見せて、山ちゃんは一歩下がった。
「で、角田さんってどんな人やったん?」
それまでのへらっとした笑いを消して、真面目な表情で訊ねられる。

「初恋の人に、ちょっと雰囲気が似てたかな。」
不自然な間は、わたしの返事に山ちゃんが驚いたからだろう。
「惚れた?」
表情が固まったのは一瞬で、いつものへらっとした笑顔の山ちゃん。
「それはない。」
わたしが笑うと、そか、と言って、山ちゃんは自分の仕事に戻っていった。

「惚れた?」と訊かれて、ドキッとした。
商談相手に初恋の相手をシンクロさせるなんて、許されることじゃない。
わたしのことを心配してくれているのがわかるから、
ときどき山ちゃんにはガードが低くなってしまう。
失言だったと後悔しても、もう遅い。





会議が長引いているからということで、応接室で30分待たされた。
訪問先で待たされることはこの業界では珍しいことじゃない。
アポイントなんてあってないようなものだ。
わたしは手元の資料を整理しながら角田さんを待っていた。
新規先だけど、クライアントの方から製品に興味があるから
説明に来て欲しいと言われたのだと上司からは聞いている。
だから、追い返されたりすることはないとはわかっていても、
やはり初回訪問は緊張する。
大きく息を吸い込んで肩の力を抜いたところで、応接室の重い扉が開いた。

「遅れてすみません。」
現れた角田さんのジャケットが少し乱れていた。
急いでここまで来てくれたのだろう。
「いえ。貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。」
立ち上がり最敬礼をすると、角田さんは少し驚いたような顔をして、
こちらこそと折り目正しい挨拶をして下さった。

すっと伸びた背筋
真剣な眼差し
熱い語り
少し疲れの滲む横顔

初恋のあの人に似ている。
そう感じた時から、初対面の緊張からではないドキドキがあったのは事実。
一瞬だけど仕事中にもかかわらず、角田さんのことなら好きになれるかもしれない
なんて不謹慎なことを思ってしまった。





山ちゃんに「惚れた?」と訊かれるそのときまで、
もしかしたら新しい恋ができるかもしれないとぼんやり思っていた。
それなのに「それはない」という言葉はあまりにも自然に
わたしの中から出てきてしまった。

確かに角田さんは、初恋の人に似ている。
けれど、会社に帰ってくるまでの間に思い出していたのは初恋の人のことだった。
彼もあんな風に笑っていたとか、すぐに熱く語り始めるから
周りからはMr.熱血なんて言われていたとか。
いま、彼もこんな風に仕事をしているのかな … とか。
彼のことを考えるだけで、自分の中に喜怒哀楽が生まれる。
感情を自分に運んでくるのは、たった一人、彼だけだ。

いっぱい傷ついたし、いっぱい傷つけたのに、自分の中で、
まだ初恋が終わっていないことを確認してしまった。
きっと山ちゃんも気付いてしまっただろう。
まだ過去に縋りつづけるわたしに。

山ちゃんなら傍にいて、優しくしてくれる。
わかっているのに、恋愛感情に発展しない。
わたしはいつまで初恋を引きずるつもりなんだろう。

「焦らんでええと思うで。おくちゃんはまだ運命の人に出会ってないだけやって。」
初恋の人以外を好きって思えないと打ち明けた夜、
山ちゃんは切なく笑ってくれた。
いつも明るい山ちゃんにつらい表情を強いているわたしは
「ありがとう」と言うことしか出来なかった。





はぁっと息を吐き出して、仕事モードに切り替える。

「おくちゃ~ん、これ、どうしたらええん?」
声に視線を向ければ、眉間に深く皺を刻んで、PCを睨みつけている山ちゃん。
「今度はなぁに?」
「俺、ITはめちゃくちゃ弱いねん。ちょい見てくれへん?」

わたしよりPCに詳しい人は他にたくさんいるのに、
山ちゃんが呼ぶのはいつもわたし。
オフィスにいるときはもちろん、その場にわたしがいなくても
わざわざ電話をかけてくることもしばしば。

その理由は考えないようにしている。
まだ、考えられないから。

「はいはい。」
角田さんに届ける書類を自分のデスクに置いて、
隣の山ちゃんのPCを覗き込むわたし。
そんなわたしたちを周りが呆れて見ているのも知っている。
みんなは山ちゃんがわたしに甘えてると思っているみたいで、
「おくちゃんはヤマのおかん(お母さん)やな~」なんて言ってるけれど、
真実は少し違う。
わたしがずるく山ちゃんに甘えている。

ごめんね、山ちゃん。
どんなに優しくしてくれても、わたしの一番近くにいるのは、初恋の人、なんだ。

♪ Joe


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「今度、一緒に食べに行こうね。連絡、待ってるから。」
小さな紙に書かれた数字の羅列。
手渡されて、しばし反応に困りました。
「機会があれば、ぜひ」
笑顔で返しながら、心の中では
そんな日がくるわけないでしょうと突っ込みをいれておりました。

なんでわたしが、あなたと一緒に小さな車に乗って、
ラーメンを食べに行かなきゃいけないんですか?
他の人を誘ってください。なぜ、わたし?

まず、ラーメンや餃子を初対面同然の人の車に乗って食べに行こうとは思わない。
でも、もしも相手が本気なら、なかったことにしてしまうのは失礼。
だけど、向こうも社交辞令のようなつもりで言ったのかもしれない。
思考はグルグルと回るばかりで、かけることはないであろう番号なのに
その紙片を無下にぽいっと捨ててしまうことも躊躇われる。
こういう場合、どうしたらいいんですか?

ここまで読んで、色恋沙汰だと思った方がいらっしゃったらごめんなさい。
全っ然、違います。
わたしにそんな浮いた話があるわけないじゃないですか(開き直るな)

相手は研修所の近くのクリーニングのおばちゃん。
しかも同期の男性陣の名前は覚えているけれど
わたしの顔と名前はいつまで経っても一致しないおばちゃん。
つまり、大して仲がよいというわけでもないのです。

昨日、ラーメンの汁で汚してしまったスーツを持って行ったら
「わたし、美味しいラーメン屋さん知ってるのよ。
 そこはさっぱり味なんだけどね。で、ラーメンより餃子がおすすめなんだけど
 ちょっとここから遠いから車で行かなきゃいけないんだけど。」
と一息にしゃべられてしまい
「へぇ~、そうなんですか~」
と当り障りのない(というかテキトーな)返しをしたら
冒頭のお誘いになったというのが顛末。

期待していない人にはたいへん受けがいいわたしデス(苦笑)

タイトルと本文が全く噛み合っていないように感じられるかもしれませんが
今日のわたしのBGMはこの曲。
ここには書かないけれど、いろいろあるんです。
深く追求しないでください、お願いします(礼)

♪ 華原朋美

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