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小池真理子『無伴奏』

この本には、「女はたのしい。」という帯が付いています。
しかし、読み終えて思うのですが、本当に「女はたのしい。」のでしょうか。
わたしは、「女はかなしい。」と思えてならないのですが、いかがでしょう?

小説の中に登場するクラシックの名曲たちが、
文章にさらなる濃密さを与えている気がしますが、
チャイコフスキーの《悲愴》は、内因性うつ病患者に聴かせると
自殺企図が見られるとの報告がありますので、ご注意を。

本書には石田衣良氏が解説を添えているのですが、
受賞作前の出世作が面白いとの指摘には、ふむなるほどと納得。
開花前の桜の幹が生々しいほどのピンクであるのと同じかもしれません。

♪ Pyotr Il'yich Tchaikovsky

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乃南アサ 『ヴァンサンカンまでに』

長い一日でした。
9:00~18:00まで仕事で笑顔をはりつけ走りまわり、
終業後は後夜祭という名の飲み会に連れて行かれ、
家に帰り着いたのは、日付が変わった25:30。

そして、明日も、もしかしたら、接待に行かなければならなくなるかもと
先輩に言われ …

疲れは抜けるのでしょうか …

♪ 平井堅

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尾藤誠司編 『医師アタマ~医師と患者はなぜすれ違うのか?』

視点・切り口はとても面白いと思います。
読むにあたって、一定レベル以上の医学知識がある方が、
より、理解が進むでしょう。

しかしながら、真剣に読めば読むほど、行き詰まります。

4月から、特定健診が始まります。
診療報酬改定や処方箋様式の変更で、
「調剤」の現場に大きな波が打ち寄せています。

病人になるか、ならないか。
薬を飲むか飲まないか。
それはどんな薬なのか、どこの薬なのか。
患者に与えられる選択権は、どんどん増えていきます。
それは、本当に、「よい」ことなのでしょうか?
難しいですね。

考えれば考えるほど、見えなくなります。

答えが見つからなくても、疑問を持ちながら仕事することに意味がある。
そんなところに落としどころを見つけないと、やりきれないですね。

♪ CHAGE&ASKA

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角田光代・島本理生・栗田有起・生田紗代・宮下奈都・井上荒野 『コイノカオリ ~ THE SCENT OF LOVE』

午前中の会議にかたちだけ出席して、
お昼に得意先を1軒訪問。
その後、オフィスに戻って19:00くらいまで、
とろとろ作業して、それから先輩の仕事を手伝って。
終わったら21:30。地味に疲れました。

最近、また、早朝覚醒とアレルギーが出始めていて怪しい気配。
注意しなきゃいけないんですけどね。
一度、職場に出てしまうと、なかなか手が抜けない。
困ったものです。

♪ 愛音

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志水辰夫 『オンリィ・イエスタデイ』
今日は通院日でした。

所長から許可が出たので、勤務の合間に病院へ。
心配していた体重も、ぎりぎりのところで踏みとどまったので、
次の診察も2週間後でよいことになりました。

この2週間はモノレールで通勤していたのですが、
今日、社有車が届いたので、来週からは車で動き回れます。
早速、今晩、会社から自宅まで運転して帰ってきましたが、
モノレールより車の方がラク。
これで、通勤はもちろん、日常生活の負担も軽くなるはずです。

♪ 宇多田ヒカル

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夏樹静子 『心療内科を訪ねて ― 心が痛み、心が治す』

意識したわけではないのですが、2日続けてメンタル関連の本です。

ちょっと専門用語が多いかなという気はしますが、
わかりやすくまとめられていると思います。
紹介されている15症例は、いずれも快方に向かっているので、
わたしのような治療中の人間にとっては、希望につながります。
一方で、主治医をはじめ、家族の理解の及ぼす影響の大きさも感じます。

「病気は自分の責任である」という考えを著者が持っているので、
読む人(患者)さんによっては、つらく感じられる方もあると思うので、
病気との共存を覚悟できていない人には、あまりオススメできません。

ただ、治療法は多く紹介されているし、薬に対する恐怖心のとり方など
参考になるところも多いはず。

誰もが、この著書で紹介されているような濃密な治療を受けられるわけではありません。
ラポールを形成できる医師にめぐり合えるかどうかが
治療生活を大きく左右します。

わたし自身、医師との相性が病状に大きく影響することを体験しました。

きっと、わかってくれる医師がいる。
病院めぐりをするのは大変ですが、決して治らない・わかってもらえないと
絶望することはないと思います。

大切なのは、自分が納得できるまで、説明を求めることではないでしょうか。

♪ BoA

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帚木蓬生 『閉鎖病棟』

あれ? まだ読んでなかったの?
と意外に思われるかもしれませんね。
もちろん、過去に何度も手にはとっているのですが、
なんというのでしょう。
構えてしまうというかなんというか。
とにかく、読み進むことが出来ずにいたのです。

それが、なんとなく。
今なら、読んでも大丈夫かなと思えて。

この本が出版されたのは14年近く前のことですが、
状況はあまり変わっていないか、もしかしたら悪くなっているかも。

メンタルの問題を抱えている人たちは、
病気だけでなく、社会とも闘ってる。
急性期を過ぎれば、病気とは共存できるようになるけれど
社会と共存するためのハードルはとても高い。

まだ、この本を読んだことがなくて、
これから読もうかなと思っている方へ。
逢坂剛氏の解説まで、大切に読んでほしいと思います。

♪ より子


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